*PERCUSSIONS*

楽器について

カウベル マラカス ギロ クラベス シェイカー アゴゴ ボンゴ コンガ
ティンバレス スルド パンデイロ

音源の楽譜&奏法について

*楽器について

カウベル (cowbell)
もともとは牛の首にぶら下げてたベルですね。それが楽器になった
わけですが、私が最初にドラムセットにつけたのがこれです。
Steve Gadd大先生の影響です。
いろんな大きさや種類があります。ティンバレスに2つついているのを
よくみると思いますが、小さい方を チャチャ・ベル、大きい方を マンボ・ベルと呼びます。
あとキューバ系の音楽でボンゴ奏者が持ち換えて手に持って叩くカウベルを ボンゴ・ベル
と呼びます。叩く場所を変えると結構音の高低が出せますね。手に持って叩く場合は、
左手でミュートしたりして音質を変えれます。
マラカス (maracas)
ドラマーの部屋でパンダ君が振っている楽器です。もとはマラカという
木の実で作られて2つセットで使うのでマラカスと複数形の名前が
ついてると聞いたことがあります。いろんな大きさのがあります。
木をくりぬいた中に、 豆、木の実、種やビーズなどが入っていて
柄がついてます。また、ビ−ズなどが入ってる部分が でできている
ものもあります。この楽器は簡単そうにみえて実際振ってみると、
音を切るのがとても難しいです。歯切れ良くリズムを刻んでください。
私は トリオ・ロス・パンチョス のアルビーニョさんのプレイが大好きです。
ギロ (guiro)
ひょうたんや木をくりぬいて 筒状にしたものに がほってあり、
そこを短めのスティックでこすって音を出す楽器です。
最近は金属製のものもあります。キューバン・リズムの
チャチャチャ(なんでもQ&Aでながれているリズム)で
大活躍しますね。 長い音短い音を組み合わせて面白い
効果が出る楽器です。
クラベス (claves)
クラベスというのは 拍子木ですね。日本にも「火の用心!チョン、チョン」
というのがありますね。ラテン音楽ではリズムの要となる クラーべ
呼ばれるパターンを演奏します。左手で持ってる方は木を響かせる
ために軽く握り、右手で持ってる方で叩きます。音のほうは 3―2
ソン・クラーべというものです。このリズムにのって複雑にいろんな
楽器が絡み合ってラテン・リズムがつくられます。
これは2小節のパターンですが、ひっくり返したのは 2―3と呼ばれます。
シェイカー (shaker)

シェイカーというのは 振り物関係全般に使われる総称ですね。いろんな
サイズがあります。手作りパーカッションの中では一番作りやすい楽器
ですね。空き缶があれば、砂や豆や米等を入れるだけでできます。
いろんなジャンルで使える楽器です。

アゴゴ (ago-go)

アゴゴはブラジル系の楽器でサンバでよく使われますね。小型のベルが
大小2つつながっていて柄の部分を持ってスティックで 高低の音を
叩き分けてフレーズをつくります。
ボンゴ (bongo)

ボンゴはアフリカルーツの楽器で キューバ音楽でよく使われますね。
小型の太鼓が大小2つつながっていて普通は足の間にはさんで座って
演奏しますが、最近はスタンド等にセットしていろんな楽器といっしょに 使う人が
多いです。ドラムセットの左手にセットする人もいますね。大きさが小さいので指で叩く
ことが多いです。ラテン音楽のソロでよく活躍しますね。
コンガ (conga)

いろんな音楽で使われる楽器ですが、大きさによって小さいのから
キント(ソロ用)、 コンガ(リズム用)、 ツゥンバドーラ(ベース用)
と呼ばれもともとは1人が1本ずつ持ってアンサンブルする感じでしたが、
今はいろんな組み合わせで1人で2、3本セットして使う人が多いですね。
ジャンルを問わず、パーカッショニストの メイン楽器としてよく使われます。
ティンバレス (timbales)

メタルやブラスシェルのシングル・ヘッドの太鼓です。左側に大きい方を
セットします。基本的なセットとしては大小2種類のカウベル
(マンボベル、チャチャチャベル)とウッド・ブロックとシンバルを含めて
セットとして使われます。キューバのドラム・セットと言う感じです。
普通のドラム・セットに組み合わせると一気にラテン風になります!
スルド (surdo)

サンバ系の音楽で欠かせない首からぶら下げてマレットで叩く太鼓です。
いくつかのサイズがありますが、主に重要なベース・パートを受け持ちます。
パレードなどでサンバ・チームの行進とかでよく見かけますね。
サッカーが流行りだしてから、日本でも持っている人が増えたような気がします。
私は、よくフロア・タムを使ってスルドのパターンを練習します。
パンデイロ (pandeiro)

日本ではタンバリンと呼ばれてますが、ブラジル音楽で欠かせない
とても奏法の難しい楽器です。カーニバルなどで曲芸のように
演奏する人もいますが、チューニングも思ったより低めで
マルコス・スザーノ先生のような達人がプレイするとドラムセットで
演奏しているようなことも出来ます。


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ドラマーの部屋
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